1006 ○○実業
荷台に「○○実業株式会社」と書かれたトラックの後ろをバイクで走りながら、考え込んでしまいました。言葉としての「実業」があるのなら「虚業」もあるはずです。そう考えれば、金や債券を転がして儲けている人や企業は、果たして実業を営んでいると言えるのかどうか。ましてや、情報を操作して濡れ手に泡を掴んでいる輩においておや、です。
そこまで考えると、いわゆる「バブル期」は社会全体が虚業の海に浮かんでいた時代と言えなくもありません。その意味で実業とは、手で実際に掴めるモノを作り、又はそれを扱い、適正な手段で、適正な利益を上げる行為でなければならないでしょう。投稿者のスタンスで、これを拡大すれば、その実業の結果として自然に与えるインパクトは、持続可能性に照らして十分に低いレベルでなければならないと付け加えたいところです。これさえ守っていれば、どんな時代になっても経営者は慌てることもないでしょう。売上が景気の陰りで低下しても、食うに困ることもないはずです。もちろん、そのためには「無借金経営」は必須ですが。
さて、今「実業」を営んでいながら窮地に陥っている企業は、きっと借金があり、出荷している製品が「虚業に絡むもの」なのかも知れません。虚業に絡む製品とは、それ自体が新たな価値を生まないものを指します。例を挙げるなら、単なるレジャーのためだけの製品や、暇つぶしのための製品などになるでしょうか。それが、単なる道具ではなく、レジャー用の車やジェットスキーなどのように、遊びのためだけの、資源やエネルギーの浪費につながる「機械」である場合には、虚業とあまり変わらない産業と言えるかも知れません。
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