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2006年9月10日 (日)

49 現代の江戸:キューバに学べ

キューバは物質的には貧しい国の一つです。ある時期は、先進国によって支配された結果、森が切り払われサトウキビのプランテーションが国土を覆いました。カストロが現れて独立を勝ち取った後は、今度は特に米国から長く厳しい経済制裁を受け、輸入される物資は共産圏からの(量も質も十分ではない)物資だけになってしまいました。その結果何が起こったかといえば、なんとものを捨てない文化が育ち始めたのです。

キューバでは、今でも1950年代に米国人が「捨てていった車」が丁寧に修理されながら走っています。もちろん鉄や金属の屑も廃棄物になどになるわけがありません。とにかく貴重な資源なのですから。この国では、例えばドラム缶のフタでさえ加工され立派な打楽器に変身します。幸い、トロピカルな気候ですから作物を生育させる事にはそれほど苦労はしません。しかし化学肥料も十分には輸入できないでしょうから、多分人間が出した排泄物も何らかの形で肥料として畑に戻していると想像できます。物質的な貧しさが無限の知恵を生み出すことは、実は日本でも既に証明されています。それは戦時中の生活や江戸時代の文化を少し深く学べばすぐにでも分かるでしょう。つまりは、「あるもので済ます知恵、ものを捨てない知恵」です。戦時中は松ヤニから航空燃料を作りましたし、江戸時代には貴重であった金属はもちろん、紙や布の切れ端でさえぼろぼろになるまで繰り返し利用しつくされ、最後は土に戻されました。使い捨て生活にどっぷりと浸かった我々は、キューバや江戸の知恵に大いに学ぶ必要があります。

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