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2006年9月13日 (水)

52 出口対策から入り口計画へ2

別の問題解決策は無いのでしょうか。実は良い特効薬があります。それはライフスタイル=価値観の転向です。コペルニクスが地動説を唱えたように、ここでは「物質否定説」を唱えてみましょう。まず必要以上にものを欲しがる社会的傾向は何時頃から始まったか考えてみます。思い起こせば高度成長期、多分1960年代の後半に一つのCMが爆発的にヒットしました。某菓子メーカーの「大きいことは良いことだ」というキャッチコピーが日に何度もテレビに登場したのです。この時が多分拝物主義への転向点だったような気がします。その後の列島改造計画では、日本の国土は滅茶苦茶に開発し尽くされ、企業においては大量生産が進み、Dエーなどの流通業が大量物流と大量消費を鼓舞しましたし、勿論マスコミもその尻馬に乗り「お祭り」を盛り上げました。

それにつけても思い返されるのは、同じころ提出された全く逆のコンセプトであるシューマッハの「Small is beautiful」でしょうか。彼も指摘する様に、大きな技術は、実は脆く危険なものでもあった事に我々は気がつくべきなのです。賢明な先人は、R.カーソンにしてもローマクラブのメンバーにしても、とっくにそれに気がついていました。

臭いもの、汚いものは見ないで無かった事にする姿勢はこの辺で止めなければなりません。そのためにすべき事は、実に簡単です。ライフスタイルを、少し不便、少しものが足りない、少し時間が掛かる、少し体を動かさなければならない、少し知恵を使わなければならない、少し・・・・・の方向にシフトするだけで良いのです。この生活スタイルさえ守れば、生活習慣病が減り、ゴミが減り、間違いなく健康にもなるでしょう。それが地味ですがLOHASへの確実なアプローチの第一歩に他なりません。日本には昔から良い言い回しがあります。それは「腹八分目」です。これだけで20%の消費・廃棄物の削減=環境への負荷低減が達成されてしまいます。とりあえず目指すべきは、「ちょっと物足りない」8割の生活スタイルですね。

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