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2006年9月18日 (月)

60 時間の長さの「法則」

時間の話題のついでに、第何回目かの「法則シリーズ」です。さて時間の長さの感じ方は個々人によってもかなり違いますし、同じ人間でも置かれた状況によってもかなり異なります。しかし、ほぼ全ての人に当てはまる事は、子供時代とりわけ小学校の6年間は、最近の6年と比べても、非常に長かったと思い返されるのではないでしょうか。

理由を考えてみました。その結果、ある時間の長さは、その時間内に体験した新しいイベントの数に比例するのではないかと結論しました。もちろん、学校や会社で日々経験する、昨日や去年と似たようなイベントはカウントしません。あくまで新しい体験であり、新しいイベントの数を勘定します。例えば小学校では、幼稚園を出たばかりの子供達は実に色々な新しい事態に直面します。教室にきちんと机を並べ、時間割に従って毎日決められた教科を学習するという体験。各教科の新しい教科書を開く瞬間。運動会や遠足など多くの学校行事があり、新しい人間関係も大きく広がります。小学校での時間が非常に長く感じられるゆえんです。

これに対し、例えば会社生活ではどうでしょう。ほぼ全てがルーチンワークです。投稿者の経験でも多分90%以上がそれまで経験したことの繰り返しか類似作業でした。よく会社勤めの長い年配者が「あっという間に年をとってしまった」と嘆く訳が納得できます。その意味で、初めての海外駐在で過ごした米国でのある1年は、実に長く感じられたことを今思い出しています。人間は、新しい経験の無かった時間は、さながら存在しなかったことと同じと感じられる様です。「時間の長さは、その間のイベントの数に比例する」これは確かに法則ではないでしょうか。

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