« 62 時間による善悪逆転 | トップページ | 64 目的と手段のすり替え »

2006年9月20日 (水)

63 最適スピードの法則

退屈そうな話が続きますがもうしばらく我慢ください。ここでは道路を車で走る際の最適スピードを考えて見ます。ある長さの道路では、そこを通過する事が出来る最大の交通量が計算できます。車線の数、交差点数、信号機の切り替わり時間、側道からの流入・流出台数などの条件が定まれば、最大交通量も自然に決まってくるはずです。結果、道路の長さも分かっていますから、最適スピードも決まります。つまり、このスピードで走れば最も短い時間で、最も少ない燃料消費で済むはずです。

一方、この道路を多くの車が猛スピードで走りぬけようとしても、交差点毎に信号に引っかかり、先に行くほど渋滞もひどくなるはずです。投稿者の住む岐阜にも、一部が立派な高架となっている国道がありますが、そこを80-90km/時の猛スピードで走っている車は、結局は高架が終わったところの交差点で引っかかり、常に1-2kmの渋滞を作っています。日本の都市内の道路では、投稿者の感覚の最適スピードは20km/時程度だと思っています。よくよく考えてみれば、これは十分自転車の出せるスピードでもあります。車を使って、イライラしながら自転車並みのスピードでしか進めないなら、最初から自転車に乗って颯爽と走るのが、精神的にも環境的にも良いはずなのです。

全く同じことが、物質の流れにも言えるでしょう。自然が受け取れるゴミ処理のスピードでしか、我々は消費活動が出来ないはずなのですが、今はそれが全く意識されていません。間もなく、我々は「ゴミの渋滞」の中で暮らす事になるかも知れません。

|

« 62 時間による善悪逆転 | トップページ | 64 目的と手段のすり替え »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 63 最適スピードの法則:

« 62 時間による善悪逆転 | トップページ | 64 目的と手段のすり替え »