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2006年9月22日 (金)

67 ローカルエネルギー(雪発電)

進化の話を書き出すと、だんだん話が発散気味に広がっていきそうなので、ここらで足元の具体的な話題に戻しましょう。

環境問題の軽減には化石エネルギーの消費を大きく絞り込む事が必要ですから、代替エネルギー源の確保は必須です。とは言いながら、石油に代わり切り札となる新エネルギーは残念ながらどこにも転がってはいません。チマチマした数多くの「ローカルエネルギー」の組み合わせしかないわけです。困った事に、このローカルエネルギーの在り様は、地域によって千差万別です。しかし、潮汐エネルギーや地熱エネルギーを除けば、全てのローカルエネルギーの大元は太陽エネルギーである事だけは間違いありません。バイオマスは勿論、主として植物が固定した太陽エネルギーの塊ですし、風力や水力は太陽光で動かされている気象システムからの贈り物です。太陽熱や太陽光発電こそ太陽の直接利用の典型です。したがって、ローカルエネルギーを見つけるのは比較的簡単です。その地域で太陽光がどのように流れ、変換されているかよく観察すればよいのです。

例えば、冬場の日射量が少ない日本海側の皆さんも決して悲観することはありません。山に降る雪も立派に太陽光の塊なのです。雪や氷を冷熱源ともいいますが、少し暖かな地下水と組み合わせれば20-30℃程度の熱落差が得られますので、動力源になり得ます。またそんなに立派な設備を作らなくても、冬場に雪を雪室に放り込んでおくだけでも、夏場は冷蔵庫かクーラーとしては使えます。北陸には、雪で発電をしようと頑張っている先生も居られます。「雪発電」のキーワードで検索すれば、多分最初に出てくるでしょう。それより何より雪の最大の役目は「天然のダム」なのです。冬に山に降った雪は、真夏近くまで雪解け水を麓に流し続けてくれます。

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