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2006年9月24日 (日)

72 ローカルエネルギー6(バイオマス2)

エネルギーの源として使えるバイオマスは、勿論木材だけではありません。農業残渣(商品にならずに捨てられる部分)や街路樹などの剪定枝、ゴルフ場の刈り芝、下水汚泥の類まで、生物が関わっている物質全てが資源になりえます。現在これらは、殆どが廃棄物として無為に焼却処理されているのです。しかも多量の石油を使って。バイオマスは、その昔は100%有効活用されていました。例え燃やしたとしても、灰はカリ肥料として田畑へ戻されました。多くは積み上げられていましたが、やがて発酵しミミズが活躍して立派な堆肥になりました。いずれにしても、断言しますが、自然が作ったものに無駄なものは一切ありません。

しかしただ集めて燃やすだけでは、循環の輪は切れてしまいます。勿論燃やされた炭酸ガスは、やがては植物に取り込まれはしますが、地域での循環という意味では殆ど途切れてしまいます。これらの質が低いバイオマスも、例えば木粉と混合してペレット燃料などに加工すれば、立派な燃料としてよみがえります。足りないのは、少しの手間と工夫だけなのです。何より堆肥化して土に戻すのが最良ですが、勿論土に戻す量は、その土地から発生したバイオマス量の範囲内で考える必要があります。それが、正しい意味での循環になります。日本は食糧輸入大国ですから、もし生ゴミを全て堆肥にして土地に入れ続けると、最後には有機質過多になり植物の生えない土になってしまいます。

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