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2006年9月25日 (月)

73 ローカルエネルギー7(BDF)

食用油は年間40万トン程度が廃棄されています。外食産業から出るものが圧倒的に多いのですが、給食センターからも多いし、一般家庭からの排出も固めたりして燃えるゴミとして出されるケースも多いので、これを集めればもっと多い量になります。廃食油は、しかし立派な燃料として使える資源です。ヨーロッパの大規模農家は、農場の機械で使う菜種油を得るため広大な菜種畑を持っているほどです。エンジンを調整すれば菜種油を直接燃料として使うことも可能ですが、ノーマルのディーゼルエンジンを使う場合には、メチルアルコールと触媒を使ってメチルエステル化処理したBDFが使われます。

しかし、実は投稿者はこのメチルエステル化をあまり評価していません。副産物として、多量のグリセリンが出来るからです。きれいなグリセリンは使い道があるのですが、汚れたグリセリンは結局廃棄物になります。廃棄物を再生しながら別の廃棄物を作ってしまう方法には、やはり無理があります。それを解決する最も単純な方法は、ろ過した廃食油を直接ディーゼル油と混合してしまう事です。実に簡単ですがこれをやらないのは、商業的にこれを行うと高い税金がかけられるからです。しかし、自家製造・自家消費で農業機械など車以外の用途であれば、全くフリーで合法なんです。投稿者は、これに少量の水を均一に混ぜてやればNOxも低減し、より理想的な燃料になると見ています。ローカルエネルギーの話題は今後も何度か取り上げる予定です。

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