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2006年9月26日 (火)

76 環境学は経験学

環境学は確かに総合学ですが、実は机の上だけで完結する学問ではありませんでした。理論と現実の環境、現実の行動が結びついていなければなりません。その点、昔の人はまず経験から入ったので、順序の逆転はありません。長い人生の経験の中で、実体験として身についたものだけが、正しい価値観となって行動につながる訳です。

たとえ話になりますが、赤ん坊が言葉を覚える順番は、繰り返し母親の言葉を聴く、アーウーという言葉の基礎となる発声を繰り返す、短い単語を発音する、単語をつなげて文にする、簡単な文を読む、簡単な字を真似して書く、自分で考えて作文する、・・・・・という順番になるでしょう。

環境学も全く同じです。自然や環境を、まず五感を使って「観察」する、小さな発見を積み重ねる、小さな問題点を見つける、それを修正する、それを別の問題解決に応用する、より大きな視点で問題点を探す、それを解決する枠組みを作る、・・・・・というステップになります。

当然の事ですが、立派な環境学の本の中にも実際の環境はありません。まず外に出て、田畑や里山を歩く、日本の2/3を占める森林に分け入り、山に登るという体験を通じてしか環境にはアプローチはできません。40代から偶然始めた登山が、投稿者にとっての「環境事始め」だったような気がしています。それらの実体験の後に、改めて本に入っていけば良い訳です。

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