« 76 環境学は経験学 | トップページ | 78 哲学のススメ(というより登山のススメかも) »

2006年9月27日 (水)

77 環境と人間の乖離

環境問題は、環境と人間が乖離したときから始まったといえるでしょう。即ち、人間が森を捨てて都市に群れて住むようになってから、人間社会と環境の間にギャップが出来ました。このギャップの拡大こそが問題の根源なのです。現代の森の民であるピグミー族と環境との間に問題は生じていません。何故なら彼らは、環境が許す範囲でしか森からの資源を頂戴しないからです。

それに引き換え、都会のマンション暮らしを眺めてみると、住まいはCO2を山ほど出しながら作った鉄とコンクリートとガラスで出来ていますし、食べ物や電気やガスや水は遠くの田舎や外国から、多量のエネルギーを使って送られています。冷暖房や照明にも同じく多くのエネルギーを消費し、おまけに休みの日にはレジャーと称して車で田舎に繰り出します。これがハイキング程度ならまだ許せる範囲かも知れませんが、砂浜を4WD車で走り、車で川原に繰り出しBBQをする程度のレジャーは、単なる自然破壊行為でしかありません。

そうではなくて、何もしないで静かに自然の色や音や匂いや感触を楽しめば良いのです。植物と昆虫の微妙で巧妙な関係に驚くだけでよいのです。そうすれば、人間と環境の間の距離が少しずつですが縮まって、環境問題も縮小していくはずです。

|

« 76 環境学は経験学 | トップページ | 78 哲学のススメ(というより登山のススメかも) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 77 環境と人間の乖離:

« 76 環境学は経験学 | トップページ | 78 哲学のススメ(というより登山のススメかも) »