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2006年9月28日 (木)

80 二項対立から三項関係へ

これまでの世の中では二項対立が、議論の手法でした。例えば、規制か自由か、経済か福祉か、或いは環境か景気か、都市か田舎か、輸入か国産か、男か女か、先進国か途上国か、キリストかムハンマドか、戦争か平和か・・・・・・。しかし、この様な2項対立では、問題解決の出口が見えない場合が殆どです。なぜなら、それぞれの側に立つステークホルダーの利害が明確に対立しているからです。多数決に持ち込んで一度は決まった後も、結局少数になった側の不満は消えませんから、時間が経つとまた議論が再燃することになります。

投稿者が提案するのは、三項関係です。例えば他、「テロ」か「話し合い」か、といった2項対立に、「人間は何のために生きるのか」という第三の視点を加えればよいのです。キリストとムハンマドが宗教の歴史の上では、実は兄弟分であったことを、どれ程の人が理解しているでしょう。二項対立では、両者のベクトルは、全く反対の方向を向いていますから、歩み寄りは容易ではありません。しかし、第三の視点を加えれば、ベクトル間に角度が生まれ(例えば互いに120度になり)、同じ方向のベクトル成分が増えてきます。

「環境」か「経済」か、という議論には、例えば「人間を含めた全生物の幸福」の視点を加えましょう。そうすれば、自ずと環境と経済の折り合いの方向が見えてくる筈です。経済の仕組み無しに現代生活は持続できませんし、環境保全だけ追及していても行き詰ります。人間を含めた生物の幸福を追求する中で、より良い経済の仕組みや環境との付き合い方が見えてくるはずです。

ところで数日留守にしますのでブログも休憩です。

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