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2006年10月14日 (土)

101 沈黙の春(環境ホルモン)

環境ホルモンが問題視されています。短期的には、病気をもたらすほどの毒ではないが、体内でホルモンの様に働き、生命活動のバランスを乱す物質の事です。いわく、魚のオスがメス化している、ワニのペニスが小さくなっている、人間の原因不明とされる病気の引き金となっているなどなど。人間が作った化学物質が、環境へ薄く拡散することによる生物への悪影響を最初に指摘したのはR.カーソンでした。しかもそれは40年も前の1960年代の事だったのです。DDTは、最初に合成した人がノーベル賞を受けるほどの優れた農薬でしたが、当時農薬に対する需要があまりにも強すぎた事もあり、環境に与える影響が十分に評価されないまま大量生産されてしまいました。

事実として、食物連鎖の頂点に立っている人間の体内には、容易には分解されない化学物質、例えばDDTやダイオキシンやPCBなどが蓄積され続けています。これらの化学物質の母乳の中の濃度も上昇し続けているのです。特に体重が少なく毒への感受性も強い赤ん坊への悪影響が心配されるところです。その意味で、ゴミの焼却や有害な化学物質などは今度速やかに減らしていかなければなりません。その一方で、新たな環境ホルモンの発見や新しい物質による環境ホルモン作用が次々に明らかにされてもいます。現在、疑わしいものまで含めると100種類以上の環境ホルモン物質が知られていますが、これは非常に怖い話ではあります。

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