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2006年10月20日 (金)

107 6回目の大量絶滅

一口に地球が誕生してから46億年、生物が生まれてから38億年と言われていますが、その間生物は順調に多様性を増やし続けて来たわけではなく、高等な生物が誕生して以降だけでも、約1億年ピッチでなんと5回もの大量絶滅の危機に見舞われてきたのでした。その都度、多くの生物種が絶滅し、辛うじて生き残った生物がまた1億年くらい掛けて多様性を復活させてきたわけです。最後の大量絶滅から見ると、現在までには6500万年位の時間が経過しています。しかしながら、人間の活動が環境に目立った影響を与えるようになって以降、既に15%もの生物種が絶滅してしまったと考えられているのです。日本では、ニホンオオカミやニホンカワウソの絶滅などしか認識されていないようですが、河川の淡水魚の多様性は、逆に残っているのが15%ではとないかと言われるほど激減しているのです。まさに地球上の生物は、3500万年を残して、6回目の大量絶滅に瀕しているといっても良いでしょう。今回の大量絶滅の場合、全ての原因はたった一つの生物種である人類だけが作り出しています。

自然環境の破壊を伴う開発、環境汚染物質の廃棄、温暖化の加速、農業のための焼畑などなど。いまや人間の活動の全てが、生物種を減少させることにつながっているような錯覚さえ覚えます。我々は、今まさに6回目の大量絶滅の時代に直面しながら生きています。

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