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2006年10月22日 (日)

110 山・猪の法則

またまた法則シリーズです。日本には、「山よりでっかい猪は出ん」ということわざがあります。この世で起こったことはこの世で治まるというほどの意味です。これを少し変えて「山・猪の法則」を作ってみました。これは、猪は山よりは大きくはなれないという意味の法則(あるいは掟)です。人間も地球という有限の環境を越えては大きくはなれない存在といえます。しかしながら、いまや私たちはこの掟を破ろうとしています。つまり、環境に地球規模の大きな影響を与え、しかもその影響を一世代では解決できずに次の世代にも持ち越そうとしているのです。これは山より大きな猪以外の何者でもありません。

例えば、人類を一つの生命体と考えた場合、それが呼吸をして大量の呼気(排気ガス)を出すことにより、地球大気の組成が日々影響を受け続けているという現実があります。一方この生命体が出す糞(固形の廃棄物)が野山を埋め尽くし、尿(水に溶ける廃棄物)が川や湖や海を汚しています。しかしどうひっくり返って考えてもこの掟を破った我々の罰を、罪もない次の世代が償うという理不尽がまかり通ってよい筈はないでしょう。この生命体に排出が許されるのは、あくまでも自然が浄化してくれる範囲内に限られるのです。少なくとも現在の猪(人類)の大きさは、山(自然の許容範囲)の2倍程度にはなっている感じがします。早急に今の半分の資源・エネルギーで暮す知恵を考えていく必要があります。

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