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2006年10月25日 (水)

114 木材の可能性

実は木材は構造材料として理想的なものです。軽く、比強度が高く加工も容易です。唯一の欠点らしきものはシロアリに食われたり、腐ったりしてしまうことですが、これとてゴミになってしまった時の事を考えれば利点にすらなるでしょう。さらに、圧密加工(180℃程度に熱し、強い圧力で圧縮する技術)を行えば、アルミニウム並みに高い強度を得ることも可能です。結果、水分も浸透しにくくなり、シロアリも歯が立たない材料が得られます。大手の自動車会社には是非この材料で車を試作してもらいたいとも思います。何しろ、廃車になった場合には、フレームは立派な燃料(薪)になります。インパネも木質材料で作れば、ウッディカーが完成します。ガラス部分は今のところ<木材ガラス?>は出来ていないので、エンジン部も併せて当面木材化は諦めるしかありません。

小規模なサイズなら、この圧密木材を組み合わせれば橋やビルくらいは問題なく建設できます。問題は、如何にエネルギーの投入を抑えて圧密木材を作るかに掛かっています。しかし、技術的には既に実用化レベルまで降りてきていますから、後は頭の良い技術者が工夫を重ねれば、持続可能な構造材料として木材の価値は一気に向上するでしょう。結果、日本の森林の利用率も上がりますので、環境問題もかなりの部分が軽減されるでしょう。

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