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2006年10月30日 (月)

119 21世紀は修理の世紀

「修理」という言葉も死語になりかけています。技術屋としてのキャリアを「船舶修理技師」としてスタートした投稿者にとって、これは寂しいと同時に由々しき事態です。最近はメンテナンスというやや耳あたりの良い言葉もありますが、やはり「修理」という言葉が好きです。昔町々には必ずあった「鋳掛け屋」という職業も懐かしく思い出されます。

モノ余りで、大量生産やその使用後の廃棄が環境の維持を強く圧迫する現代においては、修理屋がもっと活躍しなければなりません。というより「21世紀は修理の時代でもある」と断言しておきます。少し古いか、性能が落ちただけで捨てられるモノのなんと多いことでしょう。機能が落ちた小さな部品を交換するか、少し錆を落として油をさすだけで、殆どの中古品は新品同様によみがえります。実際、国内で「粗大ゴミ」と判定された多くの製品が海外に送られ、新品同様に手入れされてその後完全に機能を失うまで使われています。多分日本では数年で捨てられる電化製品が、海外では更に10年以上は丁寧に使われ続けているはずです。車であれば、その倍の期間は使われ続けるでしょう。また、もし古くなった全てのインフラがスクラップ&ビルドされるなら、大量の建築廃材や産業廃棄物が排出されることにもなります。これらについてもやはり選択肢は修理しかないでしょう。

ところで、かなり前の機種でメカニカルな機構の中古ラジカセが、今アフリカ当たりでは大人気だそうです。何故なら、メカニカルゆえ故障してもそれなりに修理が利くので、電子式の新しい機種に比べ圧倒的に長持ちするからです。何より古い機種は、多少の雨に降られても故障することもありません。

さて、これは投稿者の夢ですが、もし65歳を越えても寿命が少し残っているなら、それ以降は完全にボランティアの「修理屋」となって、修理工具を積んだリヤカーを引きながら村や町を流して歩こうと決めています。

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コメント

島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。

投稿: 低フリクションマルテンサイト(GIC結晶) | 2017年7月12日 (水) 04時48分

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