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2006年10月 7日 (土)

91 対策と原因排除2

対策は、実行するのにより多くの努力を必要とします。例えば、塩と砂糖を、容器を取り違えて混ぜてしまい、これを分けなければならなくなった事態を想像しましょう。一粒ひと粒ピンセットで分ける方法は論外ですが、溶液などにしてどうにか濾し分ける上手い方法が見つかったにしても、分離やはり大変な作業です。これに対して原因排除は最小限の努力で達成できます。混ざった原因を考え、混ざらないように例えば予め色を変えた容器を準備しておけば良いだけです。更に「砂糖」・「塩」のラベルを貼っておけば原因排除はほぼ万全でしょう。

ゴミでも全く同じことが言えます。容器ゴミを、包装紙とヒモと紙箱とホッチキスとプラスチックフィルムに完全に分別しておけば、それらは全て資源として再利用可能です。しかしこれをグチャグチャに混ぜてしまえば、分離には多大な労力が掛かりますから、現在行っているようにまとめて燃えるゴミとして処理するしかありません。これではいくら対策を打っても、焼け石に水状態になるでしょう。固体ゴミはまだしも、液体ゴミ(例えば微量の環境ホルモンや有害物)や気体ゴミ(例えばCO2やフロンガス)を効率的に分離するには莫大なエネルギーと手間がかかり(というよりほぼ絶望的です)、実用的な技術は今後も発明されないでしょう。とすれば、やはり出さない工夫を考えるしかない訳です。もっとも簡単で安上がりな方法は、ぐっと我慢して「それ無し」で済ますという方法ですね。

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コメント

職業訓練校で、ボイラーと危険物の資格取得で学んで感じた私見です。
ゴミを分別せずに、”最も簡単に燃やす処理法”としては、乾燥させてから細かく粉砕して、溶鉱炉に投げ込むことらしい。<お隣の某国はそのようにしているらしい?>
金属は溶けるので、分別はそんなに難しくないようだが、分からない。液体は燃えるので、CO2、NOx、SOxの回収は技術的には可能なようだが、これもコストがかかる技術だと分かった。
消費を抑えることを政策としては取り上げられないでしょうから、長期的な対策と研究に対して、政治家が政策へ反映できるように、我々市民が声をあげるべきでしょうね。

投稿: sugi | 2006年10月 8日 (日) 05時49分

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