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2006年10月10日 (火)

94 何を作ればよいのか分からない

右肩上がりの時代には、ほぼ全ての分野で需要が拡大する訳ですから、企業は何を作ってもそれなりに売れて、業容を拡大することができました。しかしバブル崩壊後は、大型の公共事業は減り、一般消費レベルも低下し、トヨタなどの一部の企業や産業の「一人勝ち」状態は見受けられるものの、一般の中小企業にとっては現在も「夕暮れの時代」が続いていると言えるでしょう。多くの中小企業では、今後何を作っていけばよいのか分からず途方に暮れています。なにしろ、日本が担ってきた「世界の工場」の役目は、今や中国をはじめとする「アジアの成功者」に取って代わられているからです。

とはいいながら、もはや時間を巻き戻して燦々と日の当たる明るい午後にする事はできません。出来るのはせいぜい夕暮れの時間を引き延ばす事ぐらいでしょう。夕暮れになった事には、動かしがたい背景と現実があるからです。それこそ地球規模の環境悪化の問題であり、資源枯渇の兆しである訳です。そしてこれは、決して「また日が昇ることの無い夕暮れ」でもあるのです。再びの日の出を夢見ることを諦めてはっきりとその認識に立てば、夕暮れ時や日没後に適した新しいビジネスも見えてくる事でしょう。日が暮れたからといって、太陽そのものが消えて無くなる訳ではありませんから。

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