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2006年10月12日 (木)

97 地域通貨

最近「地域通貨」や「エコマネー」などという言葉をよく耳にします。呼び方は色々違いますが、役割としてはこれら全てが「地産地消」を助ける仕組みであるといえます。何度も書きましたが、地産地消とは地域で生産しそれを地域で消費する仕組みで、環境負荷低減にはこれが不可欠です。運ぶ事にエネルギーを使っても、モノの値段は上がるかも知れませんが、決して付加価値は上げませんのでいずれにしてもムダな行為です。地域通貨はある特定の地域でしか通用しませんから、モノやサービスを地域通貨で決済すれば、地域内での循環が生まれます。一方エコマネーは、必ずしも地域限定通貨ではないのですが、環境に対する負荷を下げることを目的に考え出された仕組みですので、最終的には地域通貨と同じ様な使い方になるはずです。

地域通貨は、消費者に「お金の意味」、「価値観」などというものを改めて考えさせます。現代の社会ではお金を使えば事実上殆どのものを(ひどい場合は臓器や命でさえ)買うことが出来ます。しかしながら、お金で買えないものも数多くあるはずなのです。例えば、その土地に住んでいる人しか実感できない風景や季節感、朝取りの特産物の味などは、お金を出しても決して「よそ者」には買えないのです。お金では買えないものを地域通貨で買える幸せが、地域に住む人達が地域通貨を使う原動力になるでしょう。結局、何らかの形で価値観の転換を求める事も地域通貨の隠れた働きでもあります。

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「ふるさとの恵み満開!」をテーマに、県産農産物の即売や、生け花の展示などを行う三つのイベントが14日、コンベックス岡山(岡山市大内田)で同時に開催され、たくさんの家族連れなどでにぎわった。15日まで。入場無料。 [続きを読む]

受信: 2006年10月15日 (日) 23時46分

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