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2006年11月 3日 (金)

125 代替機能(あるいは目的と手段)

目的と手段の取り違えに関しては以前にも書きました。ここでは、ニーズとそれを充足する機能を「目的」と考え、それを実現するための枠組み(サービスや製品など)を「手段」と捉えて話を進めます。手段としては、多くの企業がサービスや製品を提供していますが、今後考えなければならない事は、現在行われているサービスや製品の提供が、環境側面に照らして適正かどうかの反省です。具体的には、暑さをしのぐのにエアコンが、短い距離を移動するのに車が、ゴミを処理するのにビニール袋に詰めゴミ収集車で集める事が、栄養を取るのに年中決まった種類の野菜がスーパーに並ぶ必要があるかとの反省のことです。トヨタなどの車産業も、車を大量に作って売り切る「車屋」から、「環境負荷の小さな移動手段を提供する企業」への脱皮が是非必要です。

エアコンの替りには団扇や扇風機や打ち水で、車の替わりに自転車や歩きやそれに替わるもので、ゴミ収集車の替わりにゴミを買わない努力とコンポストで、季節外れの野菜の替わりに季節ごとの地元の野菜や瓶詰め野菜や漬物で、かなりの程度代用できるはずです。つまりは、サービスや製品の機能を改めて考え直せば、それに代わる機能(代替機能)が見えてくるはずなのです。環境負荷の小さい代替機能を考えてそれを実現する事こそが「環境ビジネス」の本分となります。しかし環境負荷を下げる事は、決して物・カネが細って不景気になる事ではなく、逆に多くの環境ビジネスの起業が必要な、活気のある時代を求めるでしょう。

ちなみに岐阜には「水うちわ」というアイデア賞ものの伝統的な省エネうちわがあります。ぜひWebで検索してみましょう。

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