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2006年11月 5日 (日)

128 自然へのにじり寄り3

我々が日々口にする食べ物を考えてみます。加工された食物には、多くの食品添加物が使われて居ます。その目的とするところは、色鮮やかにする、日持ちを良くする、口触りを良くするため適当な粘りを加えるなどなどです。ひどい場合には、カニカマボコや偽イクラの様に、自然の食物に似せる為にだけに多くの添加物が加えられ、不要な加工が施されているものもあります。一方では、温室栽培に見られる様に多くの食品は「エネルギーの塊」でもあります。美味しくもなんともない季節外れの野菜を口にするため、二酸化炭素を吸収するはずの植物を育てるのに、逆に多量の二酸化炭素を発生させるという矛盾を平気で行っているのが我々の社会でもあります。

自然食品ブームですが、本来食品は自然なもののはずです。それを敢えて「自然食品」として作り、市場に出さなければならないほど、全ての食品の加工度は高くなって居るということでもあります。多少形がいびつでも、無農薬の路地もの野菜が店に並び、加工されていない魚介類や放し飼いされた鶏の卵がごく普通に手に入る社会が、より自然ににじり寄った社会であると言えるでしょう。食べ物を作る本来の目的は、より多く儲けることではなく、より健康に暮らせることであるはずですから。

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