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2006年11月10日 (金)

135 満足度の法則

久しぶりに法則シリーズです。さて、投稿者の経験に照らしても、物質的満足度と精神的な満足度は、かなりの程度比例します。しかし、さらによく考えてみると、あるポイント以降は逆に、両者は乖離していくのではないかと最近確信するようになりました。これを、満足度の法則として提案します。その根拠は、物質的(或いは金銭的)に十分な満足を得た人間は、殆どの場合より多くの物質(お金)を得る事に熱中する現象が観察されることにあります。株で一生遊んで暮せる利益を得た人はそれに満足せず更に株に投資しますし、高価な車を乗り回している人は、やがて別のより豪華な車が欲しくなるはずです。しかし、一方で精神的な満足度はと言えば、欲求の度合いが大きくなるほど得られる満足度は小さく終わります。これはいわば、モノや金に対する感度が「慣れ」で麻痺する事であるとも言えます。ある薬に対する感受性は徐々に弱まるため、時間が経つにつれて医者はより多くの薬量を処方しなければならない事によく似ています。或いは、匂いや音などの刺激に対する感受性は、長時間の暴露に対して弱くなります。モノや金もその意味では、脳にとっては単なる外部刺激に過ぎないのかもしれません。

従って、人は満足度が高まったあるポイント以降は、モノや金が十分に手元にあったとしても、さらに強い渇望感に突き動かされて、より多くのモノや金を求めるようになるのです。その例は、毎日のテレビや新聞で報道される多くの汚職事件やモノ・金目当ての犯罪事件に見ることができます。

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