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2006年11月11日 (土)

136 お金の色

再度お金を取り上げます。お金は一種のフィルターです。お金に換えることにより、正しくない事も結果としては正しかったように見せることが可能です。全ての企業は、まさにお金としての利益を出し続けるために存在し日夜努力を続けていますし、どんなにあくどいやり方で儲けられたお金でも、使うときには1万円は同じ1万円として流通します。

同様に環境に優しくない手段で得られた金も、企業の社会的責任として例えば植林事業などへ寄付された途端に、このお金は「浄財」に化けてしまいます。しかもこの企業は、環境に配慮しているCSR企業として社会的に評価されることでしょう。一方、どんなに環境に優しいもの作りを目指したとしても、利益の出ない会社は「ダメな会社」の烙印を押されてしまいます。つまり、お金はフィルターでもあり、現代社会では評価の物差しでもある訳です。お金がフィルターであり、物差しである限りにおいては、環境問題が好転する見込みは非常に低くなります。何故なら、お金を儲ける事はある面では容易な行動であり、環境に厳しく当たって大きな利益を出し、その中から例え1%でも見かけ上の環境保全活動への寄付を行えば、社会的責任は果たしているように見せかけられるからです。環境保全への努力と貢献度という新たな物差しが求められるゆえんです。以前取り上げたエコマネーや地域通貨は、その意味では、「環境保全という色のついた紙幣」であるとも言えるでしょう。

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