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2006年11月24日 (金)

153 パレートの法則

イタリアの社会学者であるパレートは、いくつかの重要な指摘を残していますが、中でも20:80の法則は示唆に富んでいます。この法則の例としては、1)問題解決に際して、読まなければならない書物の上位20%を読めば、必要な事項の80%をカバーできる。2)機械故障の原因の内、上位を占める20%を取り除けば故障の80%は防止できる。3)ある会社のセールスマンの上位20%がセールスの80%を稼ぎ出している、などが挙げられます。

環境問題でその意味するところを考えるならば、「重要な問題から解決せよ」とも言い換えられます。つまり環境問題に関して、より重要な上位20%の問題を、今後具体的に考えて行きたいと思っていますが、難しい点は「誰に対して重要か」という評価ポイントです。つまり人間に対して重要か、南極のペンギンの種保存に対して重要か、サンゴ礁の生態系維持に対して重要かといった議論には、優先順位がつけがたいという障害があります。結局、議論の行き着くところは、人間にとって都合の良い結論に落とし込むしかない場合が殆どです。しかしながら、地球表面全体が一つの生態系であり、ある意味では生命体であると考えるガイア仮説の立場を借りるなら、結局「全ての生物は運命共同体」以外の何ものでもない、との結論になります。つまりペンギンやサンゴにとって好ましいことは、めぐり巡って結局人間にとっても好ましいはずなのです。

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