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2006年11月30日 (木)

159 最先端はもろい

山に登りますが、岩だらけの尖頂を持ち厳しく高い山も自然豊かな低い山も同様に好きです。しかし、科学技術に関しては、高度な最先端技術に対する見方は、この5-6年で急速に変化した様な気がします。そのポイントは、最先端は脆いという直感にあります。物理的にも、細く尖っている物体は折れやすく脆いはずです。山でも槍ヶ岳の頂には何か崩れそうな危なっかしさを感じざるを得ません。一方北岳のように山塊が大きくどっしりした山には、何故か安心感が持てるような気がします。

ある時期この事に気がついてから、投稿者は一つの分野を掘り下げるスペシャリストである事を放り出し、広く物事を捉えることが出来るジェネラリストを目指す事にしました。ジェネラリストが持つべき知識として理想的であったのが、実は環境学でもあった訳です。以前も書いたように環境学は総合学ですので、例え浅くても「森羅万象」について広い間口の知識が求められます。

一方、例えばナノテクノロジーだけ、バイオテクノロジーだけ或いは航空宇宙技術だけでは、小さな環境問題すら解決する事が出来ません。これが、投稿者が航空技術者であることを辞めた本当の理由でもあります。環境問題は、あまりにも多岐の分野に跨っていますので単一分野の科学技術だけでは全く歯が立たないのです。しかも、最先端技術の多くはその先端性を研ぎ澄ますため、環境側面は犠牲にされる事が当たり前になっている事にも強い危機感を抱きました。細く鋭く尖っているものは、間違いなく脆いのです。

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