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2006年12月 2日 (土)

162 環境バカ

一方で環境バカは、環境保全を唯一の目的として、それと逆行する全ての行動を悪と決め付けます。投稿者は、実を言えばある時期以降、気持ちの上では限りなく環境バカに転向しました。とは言いながら、長い間に体に染み付いた技術バカの部分が色濃く残っていて、時々自分の中に相克(ジレンマ)が生じています。

極端な環境バカは、例えば鯨などの希少な生物や自然環境を守るために殆ど命をかけて行動します。しかし、目的と手段を冷静に見つめるならば、科学技術に素手で立ち向かう無謀は考えものです。環境バカになりきれば、その目的にまい進するだけであり、むしろ悩みは小さいはずですが、なまじっか「技術と自然の折り合い」や「環境と経済の両立」或いは「持続可能な進歩」などというほぼ実現不可能な夢を追いかけようとすると、投稿者のようにひどいジレンマに陥るはめになります。結果、無理やり技術バカを卒業したつもりにはなっていても、ふと気がつくとその沼からは這い上がり切れない自分を発見したりすることにもなります。

このブログの一つの結論にもなりますが、「環境に優しい科学技術や製品は存在ない」と断言しておきます。「科学や技術」は、人間が生きて行く上で必要最小限の範囲でしか使ってはならない「必要悪」或いは「方便」と考えるしかありません。

一方伝統的な「技」の多くは、自然が恵んでくれた資源やエネルギーを必要な範囲内で利用するテクニックでしたので、科学技術とは性格が全く異なります。投稿者が伝統的な生業(なりわい)に注目しているゆえんです。

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