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2006年12月 7日 (木)

169 便利=不便の法則

久し振りに法則シリーズです。われわれは便利さを追求してきました。その良い例が自動車の発明です。昔から、人々は天候に左右されないで、速く快適に移動したいという強い欲求を持っていました。屋根つき、御者つきの馬車は、しかし金持ちの乗り物にしか過ぎませんでした。しかし、J.フォードがT型フォードの量産に成功して以降、自動車は庶民のこのニーズを満足させ続けてきたのでした。

しかし、便利なことは一面で不便であることを自動車は証明してもいるのです。車の不便さを徹底的に挙げてみましょう。1)燃料がないと動かない、2)運転に熟練が必要、3)急には止まれない=事故が避けられない、4)道がないと走れない、5)鳥の鳴き声や自然の香りが届かない、6)景色を十分には鑑賞できない、7)依然高いコストが掛かる、8)排気ガスが出る、9)廃車の完全な処理が出来にくい、10)運転者は酒が飲めない、11)足腰が弱る、などなど。暇に任せて挙げればこの10倍くらいは不便さをリストアップできるでしょう。

車の例の様に、便利過ぎるものほどより多くの不便さや欠点も併せ持っている様です。もしかするとこれは法則になるかも知れません。法則風に表現するなら「便利さと、その裏腹の不便さは比例する」或いは「便利=不便の法則」とでも言えるでしょうか。便利さと、環境に与える負荷の大きさが比例するのと同様、便利さは「諸刃の剣」であるわけです。

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