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2006年12月15日 (金)

180 技術中毒

技術バカについては既に述べましたが、それを通り越すと「技術中毒」に陥ります。技術バカはそれから覚めると、投稿者のように環境バカなどに転向することも可能ですが、技術中毒から抜け出すのは至難の技です。何故なら、技術社会は既にあまりに便利にしかし複雑になりすぎて、一個人や小さな集団の力では、最早コントロール不能になっているからです。いくつかの例を挙げれば、人間に役立つものとして開発されたフロンやDDTが、自然のメカニズムの中では逆に生物や人間自身にも害悪を及ぼしていますし、人間の力を何十倍にも拡大してくれる石油エネルギーの大量消費の結果も温暖化現象となって我々に襲いかかろうとしています。

技術中毒の怖いところは、中毒者は自分が中毒になっている事さえ気づかない点にあります。目に見えず、日常生活では意識もされる事もない空気と同じように、技術があまりに身近過ぎて、それが無くなった時の事を想像すら出来ないのです。たぶん水に潜るか、空気の薄い高い山に登ったとき、人は初めて空気のありがたさを実感するだけです。技術バカとして、技術中毒を支えてきた投稿者としては、この中毒患者をどうにか救いたいと考え、あえて「環境中毒」の道を選んだ訳ですが、ささやかにこのブログで警鐘を発しながら、明日からも「環境・環境・・・」と経を唱える日々が続きそうです。しかしひどい中毒症状は、田舎で超不便な生活を経験するなどして、「技術的禁断症状」を経験しないと改善しない可能性もあります。

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