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2006年12月18日 (月)

184 移動の省エネ2

146でも取り上げましたが、さらにつけ加えます。車については真剣に考えなければならない問題があります。それは、車は移動手段としては「重過ぎる」という点です。簡単のために、例えば人間の体重を60kgとし、平均的な大衆車の重量を940kgと仮定すると、運転者が自分自身を運ぶ場合は全体で1トンの重量になるわけです。ガソリンが持つエネルギーを100とした場合、車が推進力として取り出しているパワーは20程度ですが、実はその94%は車自身を移動させるために費やされていることになります。人間の移動に役立っているのは、残りの僅か6%です。したがって、元々ガソリンが持つ100のエネルギーから見れば、純粋に人間の移動のためにはたった1.2(1.2%)しか使っていないという計算になります。

もしこれが140kgの重量の単車を使った場合には、最終的に移動に関わる効率は約6%に向上しますので、単純に言って車の5倍(エネルギーとしては1/5の消費)の効率が得られるわけです。勿論、自転車を使えば、効率は車に比べ「無限大」に大きくなります。たった一人しか乗っていない車を見るたびに、重い殻を背負って動いているカタツムリを連想してしまいます。車はエアコンまで装備した動く小部屋でもある訳です。これが贅沢ではなく何を贅沢というのでしょうか。10km以上遠くへでかける際には、(少し恥ずかしく感じながらも)単車を使っている投稿者としては、いつも嘆いている次第です。

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