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2006年12月26日 (火)

193 木材力2

木材の力の元は、ほぼC・H・Oという「たった3種」の元素からなる、しかし気が遠くなるほど複雑な多数の物質の化学構造にあります。しかもそれらが廃棄され最終的に分解された場合にも、またH2OとCO2に逆戻りし、次の世代の植物の原料に戻るという最大の利点も持っています。勿論物質的に用済みになって廃棄する場合には、良質な燃料としてエネルギーも回収できます。考えて見れば、いくら石油が安い時代でも、資源の乏しい日本で木材力を活用しないという選択肢は無いはずなのです。石炭や石油も炭化水素の固まりですから、石炭や石油から作れて、同じ炭化水素の化身である木材から作れないものは原理的にはないでしょう。(素人考えですが)事実、木材セルロースから作られる高分子フィルムであるセロファンは、その湿度調節機能など優れた性質によって、現代でも重要な包装資材と位置づけられています。木材プラスチックが殆ど存在しないのは、単にコストの問題なのです。また1トンの木材からは、300リットル近くのDME(ガソリン様燃料)が抽出できます。ということは、石油に対しては燃料側と原料側の双方からの綱引きによる激しい奪い合いが始まるかもしれません。一方では木材資源としては、日本国内にも潜在的には上手く使い回せば10%近くは石油代替ができる量が存在しています。何しろ、私達は国土の2/3は森林で覆われている、世界でも稀な国に住んでいるのですから。

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