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2007年1月31日 (水)

226 省エネの切り札

民生部門の省エネを考えて見ます。1990年に比べ、日本のエネルギー消費は民生部門を中心に8%ほど増えているようです。確かに24時間営業の店舗の増加やパソコンや大型テレビの普及など増加する要素が多いのも事実です。しかしここでは、日本の家族のあり方に着目してみましょう。日本の家はコンパクトで、冷暖房もセントラル化されている家は少なく、部屋ごとの個別対応なので、一般的に言えば省エネ型となっています。人口も減少傾向に入りましたので、何となく民生でもエネルギー消費の上昇は自動的に止まりそうな感じもします。しかし、歯止めが掛かっていないものが一つあります。それは世帯数の増加です。若者のシングル志向?もあり、人口減少とは裏腹に世帯数の増加は止まっていないのです。世帯数が増えれば、風呂好きの国民の事ですから、毎日の風呂沸かしもほぼ全ての世帯ごとに行われる訳です。電気掃除機による掃除も、冷暖房も、炊事も、洗濯でさえも、例え世帯が一人でも大家族でも同じようにほぼ毎日の様に繰り返される事でしょう。この傾向を断ち切り、省エネを推進するには、切り札は「大家族化」しかありません。

話は突然脱線します。ところで日本が核家族化社会となって、一体何が良くなったでしょうか。投稿者には「嫁姑問題」の減少位しか思い当たりません。子育て疲れが引き金となる子供虐待、どんな場合でも孫には優しい祖父母が居ないことによる孤立が原因の(引きこもり・いじめ・不登校・ゲーム浸りなど)子供に関わる多くのトラブル、人の死に接する機会が殆ど無くなった事による命の軽視、子育て初心者の親による構い過ぎ(あるいは弄り過ぎ)などなど、悪化した事のリストアップには枚挙にいとまがありません。人格には、1)厳しい大人、2)常に優しい大人、3)冷静な大人、4)奔放な子供、5)従順な子供の5つが上手く混在する時、理想的な人間となるとも言われています。その意味で、嫁姑問題さえなければ、子供にとっても常に優しく見守る祖父母が居る三世代同居家族ほど安定した家族構成は他に考えられないでしょう。

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コメント

昭和53年(1978年)に完成した120世帯のマンションに住んで居たときに、建物設備の役員をしていました。築30年近くなるといろいろ障害が出てきます。特に水周りがひどくなり、8階建てですと中間の5階辺りで水漏れが発生します。マンションの立替えを提案したときに考えたのが、縄文時代のムラづくりです。お祭り広場、子どもはムラ全体で面倒をみる。託児所・養老院の同居で幼児と老齢者のふれあいを日常化する。立替の費用は、近隣の民有地も含めて再開発してマンションを高層化し分譲をすることで、既存居住者の負担を少なくする。屋上は家庭菜園として、土は生ゴミから造るなど、、、また水の再利用など。でも、居住者の3分の2が退職者で占められ、3分の1が高齢者の一人住まいとなると、まとまらなかった。行政の施策として法を整備して立替システムの制度を作らないといろんな壁があることを知りました。

投稿: sugi | 2007年2月 2日 (金) 06時09分

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