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2007年6月21日 (木)

350 日本の位置づけ

国際社会における日本の位置づけには、多くの側面が考えられます。政治的なもの、経済的なもの文化・社会的なもの、地理・資源的なものなどが考えられますが、このブログではやはり環境的側面で見ることとなります。環境的な側面と一口に言っても、そこにもいくつかの切り口があります。環境負荷、資源・エネルギー、廃棄物、温暖化、環境面での国際貢献、環境経済的見方、自然環境の保全などなど、細かく挙げればきりが無いほどです。

ここでは資源・エネルギーの側面を特に見ておきましょう。日本は資源小国ですが、幸いにも戦後朝鮮戦争やベトナム戦争といった、国際紛争の特需にも乗り、長年に亘り非常に高い経済成長率を達成しながら、「資源やエネルギーを札束で買える国」に成り上がりました。しかし全ての成長状態は、必ずいつかは飽和状態に達します。もし成長が止まらなければ、それは「ガン」と同じ状態なので、危険でもあります。その意味で国際的緊張が緩和した90年代に、日本の経済が急減速した理由は、国内バブルの崩壊だけではなかったはずです。しかしながら、曲がりなりにもバブル崩壊後の停滞くぐりぬけ、一息ついたのも束の間、BRICS、取り分け中国の追い上げにより、資源やエネルギーを買う経済力も脅かされる時代にいたりました。日本は、今後一体何を作ってそれを売り、資源やエネルギーや食糧を買うのでしょうか。車?工作機械?家電?IT?それとも鉄鋼?。投稿者の感じでは、多分いまの牽引車である車産業が、環境問題か石油不足が引き金になって息切れした途端、日本経済は回復見込みのない重病に陥ると見ています。

いずれにしても大型の車に、たった一人だけ乗り、幹線道路を使って通勤している車の列や高速道路を数珠繋ぎになって疾走する大型トラックのコンボイを見るたび、この繁栄がいつまで続くのか、とつい考え込んでしまいます。

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