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2007年6月24日 (日)

353 2つのサイクル

現在行われている地球上の活動には大きく分けて2つのサイクルがあります。人工的サイクルと自然のサイクルです。正確には前者は、サイクルとして完全には閉じてはいないので擬似サイクルでしかありませんが、一応サイクルと呼んでおきましょう。さて、投稿者が常に問題にし、思索を巡らしているのは勿論「問題児」である前者ですが、一方で人工的サイクルによって自然のサイクルが乱される事も同じ程度に憂いています。その例は、多くありますが直接的には人間が流した毒によって生物が死滅すること、間接的には温暖化によって生物相が大きく変わったり、絶滅種が出たりすることや環境ホルモンによって、生物の生殖が影響を受けたりすることなどが挙げられます。

この2つのサイクルの動力源は全く異なります。人工的サイクルを動かすエネルギーは、地下から掘り出された燃料である石炭、石油、天然ガス、原子力です。一方の自然サイクルの原動力はたった1種類、つまり太陽光だけです。前者の燃料は、どれも使用後に廃棄物を出します。つまり、石炭灰や二酸化炭素や硫黄酸化物や窒素酸化物或いは放射性廃棄物などです。しかし後者は一切の廃棄物を出さない真にクリーンなエネルギー源です。

また人工サイクルでは、多くの物資収支のバランスが取れていないので、多くの地下資源を採取し、精製して消費し、最後には廃棄物処理場に廃棄するという、確固たる一方通行のものの流れが出来上がっています。他方、自然サイクルでは、一切の物質が完全なサイクルを形作っています。何しろ、殆どの植物はありふれた材料である炭素、水素、窒素、酸素と微量のミネラルで、動物では加えて骨格となるカルシウムやリンなどで出来上がっていますので、死んだ後も物質は完全にリサイクルされます。自然には、その為の完全な物質分解者(スカベンジャー)の仕組みが出来上がっています。

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コメント

石炭、石油、天然ガス、原子力の中で、天然ガスは廃棄物がゼロかとカン違いをしていました、、、 燃焼して熱エネルギーの他に二酸化炭素が出るということですか? ボイラー技士資格取得で使用した教本には、特徴として「クリーンである」と記述されてたが、よくよく読み直すと『相対的に少なく環境保全性に優れている』でした (T_T)、、、 太陽光は「エネルギー」と言うよりも、「命」という捉え方が正しいのかなとも感じました。

投稿: sugi | 2007年6月26日 (火) 04時03分

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