« 422 大規模化の愚2 | トップページ | 424 ラーニングカーブ »

2007年9月13日 (木)

423 環境ブーム

ある調査によれば、消費者の90%が環境問題に興味を持っているのだそうです。それはそれで結構な数字ですが、その中身が、アル・ゴアやエコバックや近年の暑い夏に触発された、底の浅いブームではないかと危惧しています。環境への問題意識を持つのは良いことではありますが、重要なのは具体的な行動です。環境をこれ以上悪化させないために必要なことは、買い物にエコバックを持参し、冷房温度を28℃や29℃にすることや車を走らせるのにアイイドリングをやめ、加速を抑える程度の「ささやかな」省エネ行動ではありません。もはや、この程度で間に合うレベルはとっくに終わっていて、さらなる「本格的な」省エネ、省資源行動が必要となっていると言えるでしょう。では、本格的とはどの程度のレベルを指すのでしょうか。投稿者の頭の中にある数字は、ここ10年以内に、単位製品やサービス当りの消費エネルギーと資源消費を、現在の半分にしなければならないというものです。10年という期間も、実際問題としては長過ぎるのですが、社会の減速にはこの程度の時間は最低でも必要だとも思います。

これは、年率にすれば.6-7%の削減に当り、なかなか厳しい数字ではあります。しかしAB首相の言う2050年までの半減では、明らかに間に合わないのです。この緩やかな目標でさえ、年率2-3%の省エネ・省資源が必要になるのですが、京都議定書の5年で6%という削減目標すら、全く達成の道筋が見えていない現状では、AB構想は単なる画餅に過ぎないことはあきらかです。政治家や官僚には、所詮実行力は期待できないのです。何故なら、大幅な省エネ・省資源は、間違いなく景気の減速と大幅税収減を招きますが、それは彼らの生き死に直結する大問題だからです。419で書いた様に、彼らの頭の中には、できる、できないに関わらず、永遠の成長神話しかないということなのです。

では「本格的」にしかも「大幅な」省エネ・省資源のためにはどのように行動すべきなのでしょうか。先ずは、便利すぎる現在の生活のいくつかは即刻諦める必要があるでしょう。取り分け、車に頼らない生活スタイルを速やかに確立する必要があります。また大量のエネルギーや資源を消費する冷暖房も、先ずは冷暖房自体を無くする事を前提に、大幅なカットのための工夫が必須です。

|

« 422 大規模化の愚2 | トップページ | 424 ラーニングカーブ »

コメント

はじめまして。ピザテンフォーのyutakarlsonです。ピザテンフォーでは紙のピザボックスそのものを、なくす運動を展開中です。詳しくは、以下のブログをご覧下さい。

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/blog-post_18.html

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/mottainai.html

これを全店で実施すると、かなりの削減効果が期待できます。ピザボックスの数、かなりのものです。この運動、日本国内だけでなく、海外にも広めたいです。ピザ宅配のデファクト・スタンダードになるまで、広めたいです。

投稿: yutakarlson | 2007年9月13日 (木) 09時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 423 環境ブーム:

» エコバックの人気の秘密 [エコバックで地球に優しいあなた]
雑貨屋さんでエコバックが売られていたり、紀伊国屋のような大型書店では手作りのエコバックの作り方なんていう本が並んでいたり、コンビニのローソンでもエコバックの無料配布を大々的に行っていたり…と、エコバックはとても人気です。実際に買い物に行って、レジ袋をもらっている人よりも、すっとエコバックを出して、エコバックに買ったものを詰めて肩からかけている方がおしゃれに見えたりします。それに、エコバックを使ってい... [続きを読む]

受信: 2007年9月23日 (日) 21時22分

« 422 大規模化の愚2 | トップページ | 424 ラーニングカーブ »