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2007年9月15日 (土)

425 休題(忘れていたもの)

事務所の近くの川岸をジョギングしていたら、岸近くの水面に何か動くものがありました。立ち止まって良く見るとそれは数匹のアメンボウでした。そういえば、アメンボウをマジマジと見るのは何年振りだったでしょうか。少し考えましたが殆ど思い出せません。小学生くらいまでは割と大きな川の近くに住んでいましたので、毎日魚釣りに行きました。空き缶を手に、近所の農家の堆肥塚でミミズを掘り、自分で切ってきた竹で作った竿を担いで、お気に入りの場所である近くの高校のボート部が所有している木の桟橋で、日が暮れるまで糸を垂れていました。そこには、フナが居り、セイゴが泳ぎ、時には亀も顔を出し、川ガニやゲンゴロウやアメンボウもそこの住人でした。

自転車のリムに綿糸で適当に網を作っておき、真ん中に近くの魚屋で貰ってきた魚の頭を付け、竹竿に吊るして柳の木の下に仕掛けておけば、翌日には大きな川ガニがわんさと群がっていました。軽く塩茹ですれば、身はそんなに多くは無くても良い味でした。あるいは、川に流れ込んでいる小川には、セイゴが群で遡上します。草陰で待ち構えていて、ザワザワと上ってきたところを、直径1m弱の半円形の網を流れにザッと突っ込めば、慌てて本流に戻るセイゴが呆れるくらい取れました。取れた小さな魚達は、甘辛く煮付けられて佃煮になる運命でした。また月に数回は、釣りと将棋とパチンコが3度の飯より好きな父親に連れられて、自転車で20分くらい走ったところにある、河口の防波堤に釣りに出かけました。この日は、リールの付いた本物?の竿が使えるので、急に大人になったような気がしたものでした。河口では、スズキやチヌが子供でも結構良く釣れました。釣れた魚は、その晩のオカズとして、大きなものは刺身にそうで無いものは煮魚や焼き魚として「丸い」ちゃぶ台に乗るのでした。大漁の日は、近所におすそ分けに行くのは投稿者の仕事でした。

たった数匹のアメンボウが、忘れていた懐かしい景色や、モノは無かったけれど、本当に楽しかった子供時代の生活を思い出させてくれた日暮れ時でした。

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