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2007年9月28日 (金)

438 シンプルイズベスト

単純である事は多くの場合望ましいことです。何故なら原因と結果が良く対応していて、問題が起こった際にも対策が打ちやすいからです。一方、複雑なシステムでは、原因と結果が複雑に絡み合うため、何が真の原因であり、そのための対策として何が適当であるかがつかみにくくなります。以前に書いたように、自然環境は間違いなく複雑系です。したがって、温暖化問題一つをとっても、人為的な温暖化効果ガスの排出が主たる原因であるという国際合意さえ、間単にはまとまりませんでした。未だに、他の現象(例えば太陽の黒点の変化や地軸の歳差運動など)にその原因を押し付け、化石燃料の制限に消極的な国々も多く存在します。

ここで提案しようとしているのは、少なくとも「人間が作ったシステム」だけは、余分な複雑さを排除して、できる限りシンプルにしてみようということです。投稿者として一番不快に感じている人間が作った複雑さの代表は、じつは経済システムと政治です。経済活動とは、もっとも単純に考えれば、物々交換や精々お金を介在させる取引そのものとそれを支えるシステム(単純な金融システムなど)を指します。しかしながら、今の経済活動の複雑さは目に余ります。中間業者の間の取引では、一体誰が売り手で誰が買い手かは素人には理解不可能です。在庫の横流しや再販制度や、問屋間の取引など、値段もあって無い様なものなのでしょう。職人がものを作って、自らそれを売り歩いた時代に比べれば、私たちは複雑なビジネスの世界で、きっと高いものを買わされているはずです。何故なら何段階もの中間業者がマージンを取っているはずだからです。しかし、私たちにこのシステムを回避してものを買う自由は殆ど許されていません。

一方、政治屋たちの茶番劇については、既に何を書くのもバカバカしい事態に陥っています。何より、国の方向を決める芯の通ったポリシーが欠けています。国家100年の計を論ずる政治家が増えない限り、場当たり的な離合集散劇は、二世族やタレント族など限られた大根役者だけで繰り返されるだけなのでしょう。

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