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2007年10月14日 (日)

454 氏神様

借りている事務所のすぐ前は公民館です。昨日その近くにある神社の前をジョギングしながら通りかかると、なにやら数人の主婦が集まって手を合わせていました。傍には可愛らしい子供サイズの神輿が置いてありましたのでどうやら地域の秋祭りのようです。公民館には地域の世話人らしい年配のおじさんや主婦や小学生がぞろぞろと集まってきて、その小さなお神輿を担いでワッショイをはじめました。感動したのは、ジーパンをはいたうら若い主婦たちが、お神輿を担ぐ前に神妙に神社に参拝していたことと、祭り半纏を着た小学生たちが(テレビゲーム機から離れて)、ガヤガヤ言いながら集まってきたことでした。この日は日頃ひっそりとしている神社の氏神様が年に数回目覚める日なのでしょう。

神社はそういえば、地域の氏神様が鎮座まします場所でした。投稿者は、この氏神様を「地域の環境シンボル」を呼び換えてみました。つまり、地域には学問の神様である天神様、や商売繁盛を祈るお稲荷様や、水不足や洪水にならないように祈る水神様が散在し、それに加えて日常の家内安全を祈る地元の小さな神社があるわけですが、これらの神社は同じ環境を共有する地域のシンボルでもあるわけです。氏神様への畏敬の念は、即ち自分たちが生きていく上での恵みを与えてくれる環境への感謝の念でもあります。だからこそ、お金が無くても神社の普請には寄付をするし、それもできない人は労働奉仕をしたはずです。そこには、「環境に生かされている自分たち」という好ましい謙虚な人間の姿がありました。

こんな時代になっても、ここのように古くからある地域には、氏神様が一年にたった数日ですが確かにその存在感を示す日があるという事に、妙に安心させられた土曜日でした。

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