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2007年10月15日 (月)

455 ハチドリ

道を歩いていてキンモクセイの花の香りで蜜を連想したせいか、突然ブラジルで見たハチドリを思い出しました。7-8年前、ほぼ1年間ブラジルで暮らしましたが、休みの日はあまりする事がないので安い自転車を買いました。ただし、頑丈な鎖とゴツイ錠前でショッピングセンターのフェンスにくくりつけておいたのに、1ヶ月も乗らなかった自転車ですが、たった10分間の買い物の間に「見事」にパクラれてしまいましたが・・・。呆れるほど手際の良い自転車ドロの技はさておき、パクラれる前のある休日に街の郊外を自転車で散歩していたら、花の咲いている木になにやらブンブン飛んでいるものがいました。大きなハチかと思って良く見るとそれはきれいな青色のハチドリでした。図鑑などで見た事はありましたが、実際に見るとあまりの小ささとその愛らしさに、ポカンと口を開けたまましばし見とれてしまいました。

さて、ダーウィンはガラパゴス諸島で、島ごとに分化し進化したフィンチ(スズメをやや大きくしたような鳥)を観察して進化論のヒントを得たそうですが、投稿者もやはりハチドリを見た時に、環境の為せる技を改めて考えさせられていました。つまり多分最初は、食べ物(昆虫や木の実)が少なくなって、お腹を減らしたハチドリのご先祖様がいたのでしょう。その内、偶然にも豊富に咲いている花の蜜の味を知ってしまった彼らは、長い時間を掛けて口ばしを細く伸ばし、ホバリング(空中停止)の能力を磨いて、見事に花の蜜を主食とする数少ない種に進化したのでした。

人間も、森と草原の間を往復して暮らす内に、サルやゴリラには出来なかった二足歩行と手を使う能力を進化させたのでしょうが、やはり森と草原の間の微妙な環境が、その進化を加速させたとしか思われません。しかし、コンクリートに囲まれて、ろくに体を動かさない「便利な」現代の生活が、人間の能力に進化ならぬ「退化」を引き起こさないか、まじめに心配している投稿者ではあります。キンモクセイからハチドリへ、更に進化論や退化論へ、どうやら暇が多くなると考える事も多くなるもののようです。

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