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2007年10月29日 (月)

469 「創」エネルギー3

最悪のケースは、せっかく作った質の高いエネルギー形態である電気を、熱に(熱い熱も、冷蔵庫やエアコンの様に冷たい熱もあります)に変えてしまう事です。電気を起こすためには、発電所が必要ですが、発電所ではなんと燃やしたエネルギーの半分を煙突や冷却水として環境に放出し、更に送電線から発生する熱(オーム熱?)により、更に半分位に目減りしたエネルギーが家庭の届くわけですが、これを例えば調理の加熱に熱として使う場合、結局は元々の化石エネルギーの2割程度しか熱としても有効に利用されていない計算になります。ならば、効率面で言えば石油を直接燃やして熱を出せば、熱利用の効率は100%となるではないか、と突っ込まれそうですが、現実には発電所で燃やしているのは精製度の低い重油であり、家庭で燃やせるのは手間ひま掛けて生成した灯油しか使えない訳です。

それでも、原理的には灯油で煮炊きすれば、電気の半分程度のエネルギー使用量で済むでしょうから、創エネルギーにはなりえます。しかしここで提案したいのは、暖房や煮炊き程度の温度であれば、何も電気や石油から取り出さなくても、身の周りに結構見つかるのではないかという点です。夏場ブン回っているエアコンの室外機から50℃のお湯が取り出せるのであれば、それは風呂水としては最適です。太陽光を集めれば数百度の熱は取り出せますから、これは調理にも十分使えます。投稿者の家でも使っていますが、小さな規模の太陽熱温水器でも、冬場を除けば風呂の給湯用としては十分間に合います。

つまりは、熱(特に低い温度の熱)や輻射を上手くコントロールしさえすれば、エネルギーの使用量は大幅に削減できるのです。それを、省エネルギーと称して単に冷房温度を上げたり、暖房温度を下げたりする小手先の対策をどれだけ頑張っても、6%削減の「ささやかな約束」さえも守れないでしょう。これからは、チマチマした省エネルギーではなく、そこここにあるエネルギーを最大限利用する「創」エネルギーを進めるべきでしょう。勿論同時に、このブログでも繰り返し書いているように、同時に生活スタイルを見直して、慎ましい社会に脱皮していく事も忘れてはなりません。

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