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2008年1月 7日 (月)

539 水力

今日は水力の話です。日本の様に短い川が多く、洪水を防ぐためのダムが多く建設されている国では、結構多くの水力発電所が建設されていて、エネルギーとしても十分活用されているような「誤解」があります。しかし、身近な川(投稿者の近くでは木曽川やその支流ですが)観察しても、結構な水量がある流れでも、無為に水が流れ下っているような場所が多いのです。わざわざ「税金のムダ使いであるダム」(これは別に言葉の遊びではありません)などを建設しなくても、流れの中に没入させるタイプの抗力型の水車であれば、まだまだ景観を保ったままでも多くの建設適地がありそうにも思うのです。抗力型というのは、プロペラ型のように流速を利用して高速で回転させるものではなく、パドル水車のように水の流速と同じスピードでゆっくり回転させるタイプの水車のことです。

65歳を超えて寿命をいただき、自給自足の生活に入る事にでもなった暁には、是非小川の側の廃屋を借りて、そこに水車を仕掛けして、水力生活に入ろうと目論んでいます。そこには、多分投稿者が25年くらい前に「発明したと信じている」(人間の頭の構造は似ているらしく、その後これを特許として出願した人が居ます)オルソプター型と呼ばれる水車を自作して据え付けようと考えています。

何しろ水は、風(空気)より密度が3桁は大きいので、ささやかな流れであっても、意外なほどのエネルギーを得ることが出来ます。日本は、ヨーロッパとは異なり、台風があるかと思えばベタ凪もある、あまり風の恵みが期待できない国なので、是非とも小さな流れの、小さな水の動力をかき集める努力が欠かせないと思うのです。その意味では、水力タービンに関して言えば、この数十年は開発がパッタリ停止している状況にあります。技術屋としては、いまさら水力機械など流行らないと感じている諸氏も多いと想像していますが、投稿者としては、技術屋卒業生として公平に見ても、これほど実用的で面白い分野も少ないのでないかと感じています。

ついでに言えば、川が海に注ぐ場所(汽水域)での濃度差発電も、河川の数が多い日本では有望です。これは、海水と淡水の塩分濃度差による浸透圧を利用するもので、まだ実験レベルですが幾つかの実用例があります。 

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