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2008年4月 4日 (金)

626 手の届く技術

バブリーな時代に計画された、「天文学的な額の予算」の国際宇宙ステーションで繰り広げられている、予算の割には実りの少なそうなプロジェクトは問題外ですが、お国のプロジェクトにも納得できないものが結構多いのです。取り分けK産省の外郭団体には、その種のプロジェクトを抱えているケースが特に多く見受けられます。

顕微鏡でもまともに観察することが出来ず、訳の分からない世界であるナノテクのためのナノテク研究、遺伝子改変作物は誰も食べたがらないのにバイオテクの推進、燃料である肝心の水素を石油資源から取り出すしかないというバカげた前提の燃料電池の開発、溶接程度は何とかこなすが、人間に代わってボルト1本取り付けられない産業用ロボットの技術レベル、トランペットが吹けて道案内なら出来るが、動力がバッテリーのため、人間を抱きかかえて移動する事すら出来ない非力な自立型ロボット、出来るかどうか分からない炭酸ガスの回収・加圧と地下への注入技術、全く実用化の目処すら立っていない核融合炉などなど。私たちの莫大な税金を注ぎ込みながら、全く先の見えない「科学・技術」の何と多い事でしょう。無重力下での植物成長やミジンコ増殖やブーメラン実験など、地上では全く役に立たない実験に何千億もの予算を使う事は、出来る限り早急に諦めるべきでしょうし、手の平に載る、安全で高出力の動力源と筋肉と同様のケミカルなアクチュエータが完成しない限り、自立型ロボットの開発は即刻中断すべきです。何故なら、全く実用的ではないからです。宇宙開発の夢に、多額のお金やエネルギーを使えた時代は、冷戦下の大国競争によるソユーズ計画やアポロ計画の終了と同時に終わったのだ、と考えるべきでしょう。また、21世紀にやっと間に合ったのは、ダイムラーのガソリンエンジンに、ボルタの電池を組み合わせただけのPリウス程度であった事に、科学・技術の実力(というか底の浅さ)を知るべきでしょう。

私たちは、個人でも手の届く技術(技とも言えます)や、従来技術である「ローテク」を精々磨き、上手く利用する智恵を付けていくべきだろう、考えています。これらは、結果的には省エネで持続可能型の技術でもあるのです。

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