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2008年5月 3日 (土)

655 バイコロジー

懐かしい響きの言葉です。70年代初めに、アメリカ辺りから発信されたバイク+エコロジーの造語です。その頃、投稿者は希望に胸を膨らませた青年で、すぐさま自転車に傾倒して(今風に言えばハマッて)しまいました。その当時は学生でしたが、就職が決まってお金が自由になるにつれて、数台の目的別自転車を保有して楽しんでいました。通勤用、散歩・街乗り用、輪行用(自転車を畳んで袋に詰めて、列車で目的地まで行き、自転車を組み立ててそこから走り出す旅行)、小旅行用などです。以来30数年、投稿者は一貫して自転車通勤を貫いてきました。転勤もありましたが、この間職場から10km程度離れた団地や自宅から通っていましたので、毎日往復1時間は自転車の上で過ごしたことになります。走行距離にすれば、地球を二周り程度は走った計算になります。雨の日も、雪の日も、飲み会がある日も自転車通勤を通しましたので、いわば筋金入りの自転車青年→自転車おじさんであった訳です。しかし、世の中のバイコロジーブームは、石油ショックの熱さが喉元を過ぎ、同時に庶民も車を買える時代の到来とともにほぼ完全に廃れてしまいました。これは、熱しやすく冷めやすい、日本人の特性ゆえでしょうか。

しかし、聞くところによると、最近も静かな自転車ブームだとか。通勤に自転車を使う、ツーキニストなる言葉も出来たのだそうです。元祖ツーキニストとしては、この現象をほほえましく感じながら眺めています。自転車の利用は、いくつものメリットが数えられます。まず、何より健康的です。30分以上の有酸素運動が自然にメタボを防止し、健康体を作るでしょう。次にお金が掛かりません。年に1-2回は釘を踏んでパンクするかも知れませんが、1000円余りで修理が出来るでしょうし、ガソリン価格を気にする必要もありません。何より、自転車は完全なる「脱エネルギー型」の交通手段です。排出されるのは、口から出るやや量が多くなった呼気と、少し力を入れて漕いだ時に間違って後ろから出るAirくらいのものです。多くの人が自転車通勤をするようになると、幹線道路の交通ラッシュも緩和されることでしょう。バイコロジーを、今度こそ一時のブームではない、本物の社会インフラとして定着させるべき時ではあります。

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