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2008年5月 8日 (木)

660 ゴミ減らしの方法

659で書いたゴミ発生の原因が分かったとして、それを減らすのは簡単ではありません。何故なら、生産、流通、消費、廃棄という社会のシステム自体が、一定量のゴミの発生を前提として作り上げられているからです。例えば、野菜の流通を見ても、生産地での選別、ものによっては、クッション材による個別包装、ダンボール箱への詰め込み後のトラック輸送、小売店での箱バラシ、再度のラップやビニール袋での小分け包装という過程を経て消費者に渡ります。もし、農家が作物を直接トラックに積んで朝市に持ち込み、台の上でバラ売りを行えば、包装ゴミの殆どは無くす事が可能のはずです。しかし、悲しい事にそうはできない社会システムになっているのです。

一方、肉や魚など生ものも、スーパーのバックヤードで中間処理されて、発泡スチロールのパックとラップで個別包装され、シールを貼られて低温ショーケースに並べられます。そうしなければならない(食品衛生法などの)決まりだからです。勿論、今でも肉屋や魚屋に行けば、バラ売りで必要な量だけ買うことができますが、今やそれは少数派の主婦しか実行してない買い物行動だといえます。

では、これらの物流、販売システムに逆らって、ゴミの少ない生活をする事が可能かどうかですが、ここではいくつかの方法を提案してみましょう。先ずは、「より不便な方を選ぶ」事を提案しておきます。つまり、個別パックされた食品を選ぶ代わりに、バラ売り・計り売りを選びます。

次に、「ゴミのより少ない製品を選ぶ」事が重要です。食品をプラスチックトレーに並べて入れたものをビニール袋に入れ、派手な色で印刷された小奇麗な紙箱に入れて売っている冷凍食品の代わりに、単にバラでビニール袋に入れただけのものを選びます。また、靴を買う場合には、紙箱は要らない、と断りましょう。そのような消費者の行動が、結局は生産者の過剰包装を減らす事につながる筈です。

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