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2008年5月23日 (金)

675 Gグル・アース

最近Gグル・アースをよく使います。無料で、地球全体の航空写真情報が使えるという、ちょっと前には考えられなかった夢のようなサービスです。詳細モードで撮影されたエリアは、地上の車程度までは識別できますし、撮影された季節はエリアによってバラバラですが、土地利用の様子や砂漠化の程度は十分に読み取れます。例えば、アメリカ中西部のピボット(地下水を汲み上げるポンプとスプリンクラーを備えたアームが一体になったもの)と円形の農場が緑のゴマ粒のように広がっている様子、あるいはアマゾン地域で、密林の中に開発道路が伸び、そこから枝葉のように伸びた道路の周りの樹木が伐採されて魚の骨のように地面が露出している様子、あるいは南極の巨大な棚氷が割れて流れだしている現場、あるいはアラル海が干上がって、真っ白な塩に覆われた湖底が広がっている様子なども手に取るように観察出来ます。これらの「現場証拠写真」を、温暖化防止の出前講座などで見せると、子供にも大人にも結構インパクトがあるようです。

つまり、「温暖化のお話」はそうでなくとも毎日のようにマスコミで報道されていますが、では具体的に、どこで、どんな困ったことが起こっているのかは、なかなか実感できないのも事実です。しかし、Gグル・アースで、上空からその現場に急降下して「疑似体験」することによって、さながら自分がその場に立っているかの様な気になってくれるようです。

Gグル・アースの面白い機能として、画面の視点を自由に変えられる事が挙げられます。最近は、建物の「擬似立体表示」もサポートされていますので、視点を下げてみると、さながら自分が都会のビルの谷間に立っているかのような疑似体験をする事も可能です。地形についても、同様な機能がありますので、山の形も立体的に見ることが出来ます。先の中国内陸部の巨大地震が引き起こされた地域も、視点を下げてみると、地面に沢山の複雑なシワ(断層)が刻まれているような地域のように見えますので、昔から地震が多発していたことが容易に想像できます。「地球の観察ツール」でもあるGグル・アースは、なかなか使えるソフトウェアではあります。

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