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2008年7月 8日 (火)

721 言葉遊び

俳句や短歌や川柳だけが日本人の大発明ではありません。探せば、環境にやさしいリクリエーションはまだまだありそうな気がします。勿論、お金をかけずに暇を潰すには、囲碁や将棋などもありますが、盤上でのゲームは日本人のオリジナル発明ではありません。私たちの祖先の発明になるリクリエーションの特徴は、多くの場合「言葉遊び」にありそうな気がします。

思いつくままに挙げてみると、俳句や短歌や川柳の他にも、しりとり遊び、回文、連歌、折込都々逸、駄洒落、なぞかけ問答(~とかけて~と解く、ココロは?)、連想ゲーム、昔語り(民話)などなど。この種の言葉遊びが最も苦手な職業?の一つと思われる(元)技術屋でもこの程度は挙げる事ができるのですから、地域限定のレアモノやもっとマイナーな言葉遊びを探せば、きっとこの何倍も見つかるはずです。何故、私たちの祖先がこれほどまでに多くの言葉遊びを発明したのかを考えてみれば、多分この種の遊びには資源もエネルギーもお金も道具も必要が無い上に、いつでもどこでも誰にでも出来るからだったと思われます。何より、日本は資源の乏しい国の代表でもあり、封建時代には、領主に年貢を搾り取られ、手元に残された食糧では到底空腹は満たされなかったと思われ、体力を使わないでそれを一時忘れさせるには、言葉遊びこそが唯一で最適のものだったと想像されます。

例えば、俳句です。たった17文字でありながら、毎週月曜日の新聞に載る数多くの句の多様性には毎回驚嘆させられます。たった17文字なのだから、確率から言っても別の人が全く同じ句を作っても良いはずなのです。しかし、例えば、最初の5文字に同じ季語を置いたとして、続く中7文字を連想するのは100100様であり、ましてや残りの5文字まで同じになることは殆ど無い訳です。勿論、数学的には50音から17文字を選ぶ組み合わせは、天文学的数にはなるわけで、更に漢字という輸入文字を使えば、その組み合わせは事実上無限大です。仮名漢字混じりの文字表現こそ日本人の大発明だといえるでしょう。

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