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2008年12月 5日 (金)

870 温暖化は北から

温暖化の原因は二酸化炭素ではない、太陽の黒点活動が低下しており、今後は寒冷化に向かう、などという議論も盛んですが、このブログでは無視します。大気中の二酸化炭素濃度が、産業革命以前に比べて100ppm程度(約3割)増加したのは疑い様のない事実ですし、各地の氷河の長さや北極の夏場の浮氷面積が急激に減少していることもまた事実だからです。今年の冬は、見かけの上からは急激にやってきて、結構寒いようにも感じますが、それにだまされる訳にはいきません。北極圏では、この100年の間に、平均気温が4℃は高くなっていますし、これらに歯止めが掛かったという明らかな証拠も見つかっていません。

もし、科学的にしっかり評価するなら、季節ごとの北極気団の平均直径のデータになるでしょうか。季節が移って、北極海に日が差さなくなると寒気が蓄積し、北極気団を形成します。その気団の縁を回るのがジェット気流ですが、中緯度の気象にはこの気流が重要な影響を及ぼします。しかし、このジェット気流の流れ(つまりは北極気団の形)は円形ではなく、三つ葉或いは四葉のクローバのような形に歪んでいるのです。この葉っぱが下がってくると、その地域は非常に寒冷化し、葉っぱの間に入ると、温暖化するので話は結構厄介です。この不規則な形の気団の正確な平均径を測る方法が見つかれば、温暖化(あるいは寒冷化?)の明確な証拠にはなり得ます。

しかし、何度も書きますが、問題は正しい温暖化(寒冷化)のメカニズムの解明ではなく、待った無しの資源・エネルギーの温存と、環境悪化への急ブレーキなのです。それ無くして、私たち世代の、次世代に対する責任は、絶対に果たすことができないのです。そして、温暖化は私たちの住む中緯度地域ではなく、北からは足早に、南からジンワリと迫ってきているのです。気候変動には、周期の長い慣性があるので、太陽の活動がやや低下したとしても、ここ数十年の温暖化傾向は変わらないでしょう。

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