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2009年2月 2日 (月)

929 真の永久機関

以上書いたように、今の社会システムやそれを裏打ちしている価値観は、決して持続可能ではないことは間違いないところです。では、どうすれば良いかですが、それは事実上の永久機関である「お天道様」に依存する産業構造に移行するしか考えられないはずです。とは言いながら、単にエネルギーを太陽光に依存するだけでは十分ではありません。産業の基本となる原材料もまた、太陽光の産物であることが必要なのです。原材料を相変わらず地下資源に依存する産業構造では、それを掘り出し、輸送するエネルギーや精製するエネルギーを石油に依存しなければなりませんから。

もちろん、お天道様が作る資源やエネルギーだけで、今の地球上の人口が養えるわけではありません。何しろ、60数億人食べるだけでも、その為には全ての耕作地をフル動員しなければなりませんし、樹木などが生産するバイオマス量にも限界があるからです。事情は、日本国内に限っても同様です。お天道様が養える国内人口は、食糧に限っても僅か3000万人程度と見積もられています。一方で、国内に限ってもお天道様への依存度は全く進んでいません。確かに、電機メーカーは、大量の化石エネルギーとシリコン資源を使いながら、せっせと太陽電池を生産しています。しかし、周囲を見回しても屋根に太陽電池を載せている家の割合は、精々数百軒に一軒程度のものでしょう。太陽光発電システムは少し高めの中型車程度の価格ですが、確かにコスト回収には20年程度が必要ですので、簡単には手がでないかもしれません。

そうではなくて、まずはできるところから始めれば良いのです。例えば、太陽熱温水器があります。これは少し立派なものでは20万円くらい掛かりますが、数年程度で回収できる金額です。ガスで風呂を沸かすと、たぶん1回で200-300円は掛かるでしょう。太陽熱温水器は、うす曇りの日でもそれなりに温度は上がりますので、年間200日程度はお天道様の恩恵が受けられそうです。また投稿者が、いま考えているのは「太陽熱冷房器」です。これは、コンプレッサーを回して空気の温度を下げるのではなく、太陽熱を利用して湿度を下げるデシカント冷房と呼ばれるものです。続く予定です。

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