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2009年2月 8日 (日)

935 悪くても5割

「未曾有」の不況だそうです。「百年に一度」と言う形容詞もマスコミに乱れ飛びます。しかし、どんなに最悪の事態になっても、最も良かった時の5割減ほどで止まると思うのです。例えば、9.11事件の直後、人々は第二、第三の旅客機による特攻テロを恐れ、飛行機での旅行を敬遠しました。その時でさえ、最も落ち込んだ数字で、その直前からは45%までの落ち込みで踏みとどまったのでした。つまり、大きな不安はあるにしても、絶対しくじることが出来ない商談や、親の死に目にあうため、人々はテロの恐怖に怯えながらも旅行を決行したのでした。勿論、物見遊山の旅行客は、どっと予約のキャンセルに走ったのですが・・・。

今、車産業をはじめ、電機あるいは工作機械などの設備型産業の売り上げ(或いは受注)が前年比20-30%ダウンしている、と連日報じられています。50%が「底」だと仮定すれば、更なる底割れも起こるかも知れません。しかし、それでもゼロになる事は絶対ないはずです。企業は、売り上げ落ち込みの底も5割までと「腹を括って」、改めてそこからも巻き返しの準備を始めるべきでしょう。勿論、景気がある程度回復するかもしれない数年後でも、昨年前半までのレベルには戻る事は殆ど考えられません。もし多額の税金をつぎ込み、無理やり景気刺激を行って、このレベルに戻したとしても、その先の更なる落ち込みの恐怖と、将来世代への更なる負債の押し付けが残るだけとなります。

そうではなく、この未曾有の不況を如何に上手く利用するかを考えなければなりません。つまり、これは企業や社会の贅肉をそぎ落とすための「千載一遇」のチャンスと考えるべきなのです。どう考えても、バブルであった製造業やサービス産業は、やはり退場してもらわなくてなりません。一方、社会の基盤を支えている産業やサービスも、従来の半分のレベルを想定して、事業戦略を見直してもらわなくてならないでしょう。余った労働力の受け皿については、改めて考えて見ます。

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