« 938 風呂敷もどき | トップページ | 940 サプライチェーン »

2009年2月12日 (木)

939 予算消化

この季節になると腹の立つことがいくつかありますが、「予算消化」もその一つです。よく見かける光景は、道路工事やその下に埋まっているガスや水道や下水管を「いじる(失礼、修理でした)」事ですが、空に目をやれば航空基地の上空を、グルグルと回っている「点検飛行」と言う名の「燃料費消化」も気になります。勿論、これに関連する業界に籍を置いていたときは、全く気にもしていなかった事なのですが、利害関係が全く無くなった今はただ喧しく感じるだけになってしまいました。ヒトとは全く勝手なものだと自分でも嫌になります。

さて、その消化される予算は勿論税金ですが、税金を一度手にしたお役人は、1円残さずキッチリと使うテクニックが身に付いていますので、予算を使い残して翌年の予算を削られるようなドジは決して犯さない訳です。しかし、残さずキッチリ使う事はさておき、下手をすれば消耗品を「買った事にして」業者に裏金をプールさせ、職場の飲み食いに当て、更にその管理をまかされていた経理担当が、個人的に流用(横領)するにいたっては、もはや呆れるしかありません。「公僕」などという言葉は、既に「古語」かも知れませんが、公金横領は何時の時代になっても立派な犯罪です。

そんな極端な話ではなくても、ここで言いたいのは、税金を公平に運用すべき立場の役人が、果たして不要不急の予算を、2-3月に無理やり消化することが、黒ではないにしても「灰色」ではないかということなのです。これは公金横領ではないにしても、「公金不適切使用」だと思うのです。余った税金は、ガラス張りの金庫に入れて、数年はプールできるようにすべきでしょう。その間には、地震や台風などの自然災害や、今回のような不況もあるはずです。その時にこそ、この貯金が役立つのです。それでも、慎ましい行政運用の結果、貯蓄が累積する場合は、税金負担者に正しく返還すべきでしょう。いずれにしても、今政府や地方行政が打ち出している全ての不況対策の原資は、未来からの借金に間違いありません。

|

« 938 風呂敷もどき | トップページ | 940 サプライチェーン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 939 予算消化:

« 938 風呂敷もどき | トップページ | 940 サプライチェーン »