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2009年2月15日 (日)

942 ロードマップ

車で旅行や移動する時は、やはり道路地図は欠かせません。そうでなければ道に迷い、目的地に着けなかったり、時間に間に合わなくなったりするでしょう。この頃は、新しい車には「ナビ」と呼ばれる電子地図が装備されていますが、一方で環境保全を織り込んだ社会へ至る道筋を示す地図は(青写真=これももはや古語でしょうか)、まだ殆ど出来ていません。

まったく悲しむべき事ですが、今の日本には国家百年の計を議論できる「政治家」が見当たりません。政局に群がり、相手の言葉尻を突っつき、揚げ足を取るだけの「政治屋」が居るだけです。何百人もの政治屋が、役人に繰られながら寄って集って税金を食いものにし、国の屋台骨をグラグラにしてしまった現状は、まさに位置を失って、霧の中をただ前に進もうとしている無謀な車にも似ています。

ロードマップ作りは、結構骨の折れる作業です。何しろ、国家や社会のロードマップは、時代をまたがる代物でなければならないので、先ずは歴史を振り返ってじっくり眺める作業が欠かせません。その上で、過去の過ちを反省しつつ、自分達の子孫が生き易くなる方向で道を作らなければなりません。同時に、人間の都合だけではなく、他の生き物との共生を忘れてはならないでしょう。つまり、これまでのようにブルドーザをただ闇雲に前進させて、山を削り、橋を架けて真直ぐな道を作ればよいのではなく、象徴的に言えば地形をじっくり見定めた、「等高線」を通る道を作らなければなりません。更に言えば、それは片側3車線の真直ぐな道ではなく、必要な場所に作る必要な幅の道でなければなりません。

それを具体的に書けば、例えばある産業の適正なサイズを考え直すことであり、人口の偏在と社会インフラの一極集中を見直すことでもあります。その際見直しのポイントは、「ゼロベース」でということになります。現状から出発して見直すのではなく、そもそも絶対不可欠なものは何であるかを見定め、それを積み上げていく作業でなければなりません。

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